インスタフレッシュの特徴

どんな製品?

イルミ・インスタフレッシュ・ボディコーティングは、特殊撥水成分により「転げ落ちる撥水性」「濡れたような艶感」「強撥水による防汚性」を高めたコーティング剤です。

コーティングイメージとして、3つのレイヤーが重なっているところを想像してください。塗装面に接する方から順に1層目「吸着・光沢層」、2層目「光沢・撥水接着層」、3層目「撥水層」となります。

この構造により、最初の層が塗装面にしっかり吸着するとともに、光沢層を安定的に中間に保ち、その光沢層と撥水層の間にも接着層があることで、表面に撥水基がしっかり施工されます。その結果防汚性を高めることにつながります。

どうして地球にやさしいの?

少し難しい話になりますが、従来のコーティング剤には溶剤や界面活性剤が含まれています。コーティング成分を溶解したり施工性を良くしたりするために使用されているものですが、それぞれにデメリットがあります。

[溶剤]

コーティングを製剤化するときに、有効成分を溶解するために使用されることの多い溶剤ですが、使用溶剤がVOC(揮発性有機化合物)に該当してしまうことが多々あります。VOCとは大気汚染や人の健康への影響が懸念され、厚生労働省の有機溶剤中毒予防規則の対象になったり、環境省により排出抑制の施策が講じられたりしている物質です。VOCはまた、施工の観点から言っても、状態の悪い塗装において悪影響を出してしまうおそれのある物質です。

[界面活性剤]

界面活性剤とは、簡単に言うと境界面を活性化してくれる物質です。車のコート成分はワックス、シリコーンなどの油成分なので、水と油を乳化させるために製剤化において一般的に使われる物質です。ですが、界面を壊す活性剤を多く使用すると、施工後にコート成分と一緒に残った活性剤が水滴の界面も壊してしまい、その結果、撥水低下に繋がることがあります。また、コート成分の界面を壊し、雨などと一緒に流してしまう、「コート成分の剥離」と言われる弊害を起こすおそれもあります。

[インスタフレッシュの場合]

溶剤と界面活性剤に起因するデメリットを克服するため、溶剤を配合せず、しかも界面活性剤を0.3%以下という極微量に抑えた製品を実現させたのが、イルミ・インスタフレッシュ・ボディコーティングです。そのため、コーティング有効成分の性能を存分に引き出した製品に仕上がっています。溶剤を使用せず、界面活性剤が極微量ですので、人・環境に優しく、コロコロとした高撥水に加え、高い持続性が特徴です。

泡の利点は?

施工性
エアゾール仕様でムース状の泡になりますので優しく車を包み込みながら施工する事が出来ます。また泡にすることで使用量も確認でき、塗りすぎでムラになることも防げます。また塗り重ねていくことでより一層きれいになっていきます。

施工時の注意点はありますか?

溶剤不使用および界面活性剤を極力減らしている関係上、仕上がりが施工面の影響を受けやすくなっています。下地が悪かったり、前のワックス成分が残っていたりすると、三層構造の1層目「吸着」がうまく機能せず塗装面に乗らない場合があります。そのような場合は、もう一度しっかり洗いこみ等を行ってください。そうすれば問題なく施工可能です。